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ボビー・フィッシャーを探して

06 03, 2012
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原  題:Searching for Bobby Fischer
監  督:スティーヴン・ザイリアン
日本公開:1994年2月5日(アメリカ製作)
上映時間:110分
キャスト:マックス・ポメランク、ジョー・マンテーニャ、ジョアン・アレン、ベン・キングズレー、ローレンス・フィッシュバーン ほか

(あらすじ)
実在の天才少年チェスプレイヤーのジョシュ・ウェイツキンの父親フレッドが、ジョシュの生活を綴った本の映画化。
チェスの才能を持った7歳の少年ジョシュが、周りの期待、強さゆえの苦悩に立ち向かう感動映画


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心温まる映画でした
実在する天才チェス少年のジョシュ・ウェイツキンの本を映画化したものです。

天才的なチェスの才能を与えられた7歳の少年ジョシュは、次々とチェスの大会で上へ伸し上がっていきます。
それで高慢になるわけでもなく、ジョシュはただ単の遊びや趣味と考え、チェスを「相手を打ち負かす戦い」などとは考えていません。
この才能を喜んだり、悲しんだりしているのは大人たちだけであって、当の子どもには分かるはずもないのです。
ジョシュの父、フレッドもそんな大人の一人です。
チェスの才能のある子どもを持ったことで、ジョシュをどうしてもチェスの大会で優勝させたい一心です。
最初はチェスをゲームのひとつとして楽しんでいたジョシュも、フレッドやチェスの講師ブルースによる大人からの押し付けがましいチェスのルール(チェスは遊び出ない弱肉強食であるということ)、公園でスピードチェス仲間と会うことを禁じられ、だんだんと苦痛に思えていきます。


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そして、その苦しさによって初めて一回戦で負けてしまいます。
ジョシュは心やさしい少年です。
負けた相手の気持ちも考えられる、優しい子です。
大会に来ている子ども全員が「大人からの期待にこたえたい」、「大人から無理強いさせられてやっている」、そういう気持ちをすべて知っているように思えました。
一回戦で勝ったとしても、相手は一回戦で負けてしまう、そうしたら負けた相手はきっと大人から叱られてしまうんだろうな、悲しんでしまうんだろうな、と知っているんです。

一方そんなジョシュの気持ちを考えずにいたフレッドは、一回戦で負けたジョシュに対して散々怒ってしまいます。
ですが本当にジョシュを優勝させたいのか?自分の子どもがチェスの才能者だと自慢したいだけではないのか?と考える内、フレッドはジョシュを縛り付けることを止めました。
ジョシュもお父さんが喜んでくれるからと言って、少し自分の心を抑えつけていたようにも思えます。
「お父さんが良いって言う学校なら転校する」「お父さんがやれっていうからチェスをする」という義務感に駆られているようでした

あと、時々親父がチェスのことをしらない学校の先生にヒステリーを起こすのですが、チェスだけでなくみんなと同様に育ってほしい先生やお母さんには理解しがたいことなんだと感じました。
やはりフレッドやブルースがジョシュを縛り付けているように思えます。それに、ただ楽しそうにチェスをうっているジョシュを優しく見守っていたお母さんには同情しました。
劇中で前後が見えなくなり、勝つことに固執しているフレッドとブルースに、お母さんのボニーが「あなたからの愛を失うことを恐れているんだわ、あの子は弱くない、立派だわ。あの子を苦しめるのなら誰であれ私が許さない」と言っていて涙が出ました…


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終盤の優勝決戦でライバルのジョナサンとチェスをうちあいますが、最後までジョシュは相手の気持ちを考えていられる子でした。
ジョナサンは無表情の高圧的な目をしている子ですが、チェスも心的にも一歩前に進んでいるジョシュは引き分けを申し出ます。ジョナサンは断った結果、大人からひどく叱られてしまいます。どんな相手でも気持ちをくみ取ってあげられるジョシュは本当に素敵な子です…。゚(゚´Д`゚)゚。
のびのびとチェスをできる環境があったジョシュのように、ジョナサンは楽しんでチェスをやっているわけではなく、強くなれという大人の期待から義務でしている感じもしました。

今までの大人たちとのかかわりで、チェスをうつ考えも変わっています。大胆な打ち方は公園のスピードチェス仲間から、頭脳を使った数手先を読む打ち方はブルースから、相手に引き分けを申し出る優しさはお母さんの愛から…
大人の虚栄心によって純粋な子どもの気持ちを押し殺してしまうのは嘆かわしいことだと思いますが、それと同時にジョシュの心の支えになっていると考えると、そのバランスは難しいものだなぁと思います。
というか子ども同士のチェスって、大人同士の戦いのほうに濃いものがありますね…

強い者にしか分からない苦悩もあります。
ですが、それを糧にチェスが強いだけではなく、ジョシュは心も強くなったはずです



題名の「ボビー・フィッシャーを探して」は、大人たちがジョシュを「第2のボビー・フィッシャー」と言っていることもあるだろうし、ジョシュ自身がボビーのような道を歩もうとしていたことから「ボビー・フィッシャーはこういうときどんな気持ちだったのだろうか?」といったジョシュの心の支えにもなっていたんだと思います。


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